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しのぶ日記

 投稿者:大塚 枝伸  投稿日:2018年 5月19日(土)17時49分44秒
   初夏の少し暑く感じられる気候を季語では「薄暑(はくしょ)」というそうです。し
かし少しばかりの暑さではない日が今週もありました。寒暖差の激しい日々が続くと、
高齢者は間違いなく体調を崩すといわれています。
 もしかしたら植物にもあてはまるのかも知れません。
 五年目になるガーベラは人間でいえば高齢者だと思います。我が家のガーベラです。
プランターで今年も咲きました。
 我が家のガーベラの茎は短く、花も小ぶりで、光沢のある赤ではありません。でも蕾
を必死に膨らませ、力の限りを尽くしたように花開きました。
 陽光を遮る葉を間引くと、赤色を濃くして応えてくれました。


「初夏」

 ガーベラに限らず、たくさんの花に出会える季節です。麦花粉症でもある私があえて
農道や草むらを散歩をしているのもそんな出会いがあるからです。

 少し遠くまで歩いていくと我が家にも咲いているスイカズラが、レンタル菜園を仕切
るフェンスでも咲いています。スイカズラは花の根元を吸うと甘から「吸い葛」ともい
われますし、咲いたときは白いのに、すぐにオレンジ色(金色)を帯びてくるため、「金
銀花」ともいわれます。
 ジャガイモの花も咲いています。薄紫の星形の花で、中央が黄色い鼻のように突きだ
しています。
 家庭菜園をやっている人の中には、ジャガイモの花が咲いたらすぐに切り取らないと
芋が不出来になると信じている人がいるので、早々に花が切り取られてしまうことがあ
ります。ですから毎年、ジャガイモの花を見つけるとスマホに残しておきます。
 何畝かあるネギ畑でもネギ坊主が花を咲かせています。白くてまん丸の花です。
 私の握り拳ほどあるネギ坊主は500~1000の小さな花の集合体です。ネギ坊主
を取らないでおくとネギの味が落ちるため、切り取られてしまうのですが、切り取った
ネギ坊主は天ぷらにすると絶品。残念ながら一人暮らしでは、ネギ坊主をいただいても
天ぷらを味わうことをためらってしまいます。

 群生して咲く野草の中で、1センチほどの優美な花をつけるのがニワゼキショウ(ナ
ンキンアヤメ)です。薄紫の6片の中央が紫色に染まり、めしべとおしべは黄色く化粧
しています。
 三つの葉っぱが可愛いカタバミの花は、ニワゼキショウよりもっと小さな黄色い花を
咲かせます。
 初夏になったことを知らせてくれるのが昼顔です。もう衣替えをしても大丈夫ですよ
と教えてくれる花です。3センチから5センチほどの花びらが、花言葉の「絆」そのも
のに道端を占拠して咲きます。

 今の季節は名前のわからない野草の写真を撮って、植物図鑑とにらめっこする毎日で
す。
 小さな花をしゃがんで探し、見ようとしないと見えないものを見つめる。それは人と
の付き合いでの大切さと良く似ています。


「書き込みやリクエストメールから」

まず書き込みからです。
「一瞬の表情を捉えた短歌に、海を見ていた人はどんな感想を話しましたか?
 他の短歌でも、同行した人たちは感想を持ったと思います。
 どんなことを話してますか?」

 感想は聞いていません。後日会ったときにもその話題が出ることはないです。でも私
はいつも感謝しています。というのは、一緒にいると化学反応が起き、だれも見たこと
のない"景色"を見せてもらえるからです。それを私なりの心象スケッチを言葉にして表
しています。
 刺激をもらえる友だちがいることは、とてもありがたいことです。


「本格的な夏の到来を告げる前から旬のものが出回ります。私は直販の佐藤錦を食べる
のが好きです。枝伸さんの旬な食べ物ランキングはありますか。」

 私は種のある果物をほとんど口にしないので、佐藤錦の美味しさとは無縁で暮らして
います。西瓜は例外ですが、ここ数年は食べていないかも知れません。
 初夏に出回る食べ物では青森県産ニンニクに魅力を感じます。一年中目にするニンニ
クですが、それは乾燥処理された冷蔵ニンニク。まもなくジューシーさいっぱいのニン
ニクが手に入ります。
 枝豆の季節にもなります。自宅で茹でれば、やわらかさも塩加減も自分好みに出来る
ので、一層旬が味わえます。
 鮎を梁に食べに行くのも「旬」ならではの醍醐味となります。
 新じゃがや新玉ねぎ、太ったミョウガ。初夏の恵みは尽きません。


「男性専科」のリクエストと、EDを話題にしたリクエストがいまだに届きます。
「EDで検索した結果、管理人さんの日記を読むことになりました。」
 という50代の男性は、私の日記に初訪問の方でした。

 ED対策の食事と対処法はもう書き尽くしてしまったと思います。書いていないとす
ればツボのことです。
 私は夏でも使い捨てカイロをお腹に貼っています。それはヘソの周辺に血行を良くし
たり、元気の源と呼ばれるツボがあるからです。
 そのツボの一つが「気海(きかい)」です。ヘソより指二本分の幅だけ下にあり、全
身への血行を促します。
 もう一つはヘソより指四本分下の「関元(かんげん)」です。元気をキープするため
のエネルギーが集まるツボとして有名です。私はヘソから「気海」「関元」にかけてカ
イロを貼ります。
 ED対策として考えた場合、「関元」が重要なツボになります。男性の生殖器や泌尿
器系に有効なツボだからです。しかも「関元」の左右5ミリほどの所には「大赫(だい
かく)」というツボがあり、そこは男性ホルモンの分泌を促し、精力アップに効果のあ
るツボです。陰部の血液が集まる場所なので刺激する価値のあるツボです。ツボの刺激
方法については、専門サイトを訪ねてみてください。

 ED対策についてはいろいろと書いてきました。いつも結論は同じことを書かせても
らっています。今日もその言葉で締めます。
「パートナーの女性は異性を感じさせてくれて、心から可愛いと思える人でなくてはな
りません。男はパートナー次第です」。


「ウィークデーの午前中」

 来客者のいないときの午前中、洗濯は朝ご飯前に済ませます。掃き掃除や拭き掃除は
朝ご飯を食べた後になります。洗濯をしている間に味噌汁が出来上がるからです。
 朝ご飯は1時間ぐらいかけて食べます。食事量は多くないものの、新聞の注目記事と
掲載広告を読み、折り込みのチラシを見たり、番組予約をしながら食べています。
 食事を終えたら掃除に入るときは、必ず音楽を流しています。
 先週も今週もドヴォルザークの交響曲「新世界より」の2楽章「家路より」を聴いて
います。 5日にクラッシック音楽の楽器別発表会でオーボエ演奏を聴いたとき、ドヴ
ォルザークの交響曲「家路より」を連想したからです。
 『新世界』はオーボエではなく、兄弟分のコールアングレ(イングリッシュ・ホルン)
で演奏されます。交響曲演奏会では第2オーボエ奏者がオーボエから持ち替えて演奏す
るのが普通らしいです。
 『新世界』の「家路より」といわれてもピンと来ない方もいると思います。もしかし
たら子どもさんが通学していた小学校で、放課後に帰宅を促すメロディとして使われて
いたかも知れません。音楽の授業でも唄ったと思います。

    ♪遠き山に 日は落ちて 星は空を ちりばめる
     きょうのわざを なし終えて 心軽く 安らえば
     風は涼し この夕べ いざや 楽しき まどいせん まどいせん

 美しく、心地良いメロディです。私の好きなもう一曲、『ユーモレスク』とともに映
画音楽のような親しみがあります。だからドヴォルザークは軽薄とクラッシックファン
には揶揄されるそうですけど。

 掃除が終わるとディナーショーで弾く曲の楽器練習を30分ほど行います。楽器練習
とはいうものの楽器は使わないイメージトレーニングです。楽器を弾いているものとし
て譜面通りに指を動かしたあとは、目を閉じて運指でおさらいです。
 予定が終わると午前10時30分。散歩に出かけます。帰宅してシャワーを浴びてか
ら、届いているメールをチェックし、お昼から午後2時までの予定をたてます。主婦と
同じようにランチと夕飯の献立を考えたり、買い出しをしてみたり、引き落とし用の通
帳の残高を確認してみたり。こんな感じで毎日が過ぎていきます。
 友だちから「一人は気楽でいいよな」と言われました。たしかに気楽です。束縛はあ
りません。でも奥さんがすべてのことをやってくれている友だちに、主夫の厳しさは理
解してもらえません。
 シングル主夫は電気・ガス・水道費。新聞代。ローン。ガソリン代。町会費。各種税
金。食費。日用品費。外食費。嗜好品費。交際費、その他が出ていくわけですから、決
して「気楽」な暮らしではないのです。とはいうものの、自分で選んだ道ですから、泣
き言を言ったりはしません。
 男70。「もう駄目だ」も「諦めよう」も「無理だぁ」も封印して、まだ自分には成
長がありと自分に期待していこうと思うのです。自分の可能性を信じなくて、誰が信じ
てくれる!


「私事ですが」

◆男性二人、女性一人から短歌の指導をしてください、と頼まれました。もちろん私に
そんな資質はありませんので丁重に断りました。
 メールにて読ませてもらった三人の短歌は、それぞれ心の景色を捕らえていて、私の
世界には無い物語を歌っています。勉強になりました。

  おはようの 挨拶のない 一日は 何度も君の デスクに目が行く

  子供達と サイダー飲んだ 花見茶屋 さびれてしまい トタンはがれる

  恨んでは いませんけれど 悔しいな またおいでねと 言われなかった

◆幼なじみと呑みました。いつものように小言を言われました。それは「しのぶちゃん
はさぁ」で始まりました。
「もう少しくだけないと嫌われるだけだよ。お酒を飲んでたり、みんなでいる時は、羽
目外すことしないから煙たがられるよ。冗談がおもしろいとか優しいとかわたしは知っ
てるけど、みんなは単なる堅物と思ってる。一緒にいると見透かされて怖いっていうか、
休めない感じみたいだよ。飲んだりみんなといるときは、大きな声で笑って、馬鹿言っ
て、騒いでさ、そういうお酒にしないと。」
 厳しいことを言われても、そういう酒飲みになれそうもありません。

◆昨日から公開の始まった画家・熊谷守一の晩年の一日を描く映画『モリのいる場所』。
 明日観にいきます。中間試験が始まり、来週まで緊張の日々が続きます。ほのぼのと
した映画に癒され、気分転換して来週の山場を迎えます。

 『モリのいる場所』については何度か書いています。30年間一歩も家の外へ出るこ
となく、庭に生きる小さな生命を描き続けた仙人夫婦を山﨑努さんと樹木希林さんが演
じます。
 熊谷家への来客者が個性的な役者なので、どのようなセリフを監督&脚本の沖田修一
さんは語らせるのでしょう。
 加瀬亮さん、光石研さん、青木崇高さん、三上博さん。林与一さんはしばらくぶりに
スクリーンで観ます。きたろうさんは『南極料理人』に続いての沖田作品へ登場します。
あの映画ではラーメンの食べっぷりが素晴らしいラーメン狂を演じていたので、今回は
どのような画商になりきるのか見ものです。

 映画は私の知らない世界を疑似体験させてくれるものであり、良い映画とはそれにプ
ラスして、私の感情を心地良く刺激してくれる"やさしい嘘"だと思っています。『モリ
のいる場所』がそんな映画であってくれますように。。。


 :.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*


・来客予定のないとき、居間のフロアは障害物競争もどきになっています。狭い居間に
椅子や折った座布団やティシュ箱や一升瓶を置き、速やかに歩けなくしてあります。
 平衡感覚をキープするためと、物にぶつからないよう足を少し高く上げる鍛錬と、左
右への移動を機敏に行おうと意図してのものです。
 目的は運動神経を鍛えることです。関係なさそうですが、ステージで長時間演奏する
のに必要なのは、この運動神経なのです。長時間、曲にあったリズムをキープし、リズ
ムに乗らなくてはなりません。弾くべき音は練習で指に覚えさせられます。でもリズム
感をキープしておくのは加齢とともに難しくなりつつあります。
 我が家にアポ無しで来ていただいたとき、居間に上がってもらわないのは、そんな事
情があります。お含みのほど。。。

・天気に恵まれた今週、各地でプチ旅を楽しんだとの便りがありました。
「奥日光は涼しくて、名物のかき氷を食べるまでもありませんでした。」や、「鴻巣の
ポピー祭に行ってきました。枝伸さんの日記を読んでから、行きたいと思っていた所で
す。ポピーに圧倒されました。」との感想もいただいています。
 私はしばらく奥日光には出かけていません。助手席に乗って行けるようなラッキーチ
ャンスがあったら出かけてみたいです。
 私が鴻巣のポピー祭に出かけたのは2015年の5月23日、土曜日。私も河原を占
拠するポピーに圧倒されました。でもその風景より、対岸の吉見町の火災でもうもうと
噴き出ていた黒煙のほうを鮮明に覚えています。妙なプチ旅でした。


 今日はバンド仲間が午後7時半に集います。昨夜、ディナーショーのリクエストとし
て西城秀樹さんの『ヤングメン』を頼まれました。その曲の音取りや、誰が歌唱するか
を決めることになります。
 西城秀樹さんにしても大杉漣さんにしても、私より若い人が心不全で亡くなっていま
す。無念だったことでしょう。胸が痛みます。
 
 

またお世話になります。

 投稿者:NONDA  投稿日:2018年 5月13日(日)18時40分49秒
  日記を読みました。

枝伸さんのバイタリティは見習いたいです。
僕も先々のことで悩むより、今の生き方やあり方や、行動力を優先しなければいけないと思います。
そしてゆっくりお迎えが来ることを祈る日々です(笑)



日記で短歌の解説を読むと、思ったよりハードルが低いと思いますが、
どんなことをテーマにするのか大切で、難しいと思います。
でも学校で作ったときは、表現したい気持ちと言葉がはまり、満足したことは覚えています。

日記の短歌では
「海を見る 友の瞳の 優しさに また来ようねと 胸がつぶやく」が響きました。
一瞬の表情を捉えた短歌に、海を見ていた人はどんな感想を話しましたか?
他の短歌でも、同行した人たちは感想を持ったと思います。
どんなことを話してますか?
枝伸さんの旅友達は、くっつきすぎず、離れすぎていない感じなので興味があります。


ディナーショーはチケットが足らなくて大変とのことです。
これからたくさん神経をつかうため苦労が多いと思います。

気分転換もできる旅の短歌を、また読んでみたいと思ってます。
 

しのぶ日記

 投稿者:大塚 枝伸  投稿日:2018年 5月12日(土)17時09分0秒
   『百花繚乱列島 -江戸諸国絵師めぐり-』にて黒田稲皐(くろだとうこう)の「遊鯉
図」がどうしても観たいため、5月5日に千葉市美術館を訪ねました。
 一階の「さや堂ホール」では当日限りの「千葉のうまいもん!市」が催されていて、
佐倉市の地ビールを飲むチャンスに恵まれました。初めての生樽詰め出荷らしいです。
更にラッキーだったのはビールが私で売り切れになり、無料サービスしてもらえたこと
です。
 「さや堂ホール」は昭和になってすぐ建てられた元銀行の一部で、8本の円柱が並ぶ
ネオ・ルネサンス様式のフロアです。新しい千葉市美術館の建物の中に保存され、かつ
てはライブも催されていました。
 昭和の懐かしさが漂う「さや堂ホール」で飲んだ佐倉ビールは、暑かった日にふさわ
しく麦わら帽子の色に透き通っていました。また私にとって佐倉はいろんな思いが残っ
ている土地ですから、その思いのようにフルーティさと苦みとを味わたビールでした。

 今日は「GWの話を」のリクエストに応える日記になりそうです。


「ゴールデンウィークのこと 1」

 桐生の親睦会には老若男女20人が集いました。「老若」とはいうもの一番若い人た
ちでもアラフィフになっています。
 そのアラフィフ組からは4人が参加しました。かつて桐生には喫茶店のレンタルルー
ムを学習塾にした「桐生教室」があり、4人もそこの教え子です。桐生教室は「息子た
ちを指導して欲しい」という喫茶店主の要請でスタートしました。
 二人の教え子が私の書いたそれぞれの紹介文を持っていました。卒業から25年後ぐ
らい経って書いたもので、当時の親睦会参加者のメンバー紹介で披露されたものでした。

「Mさんはレストランを経営していた父親が早逝したため、Yさんを母親代わりとして
育ってきました。
  Mさんは、早く一人前のイタリアンシェフになりたいので高校には行かない、と言い
ながらも、Yさんに送られて教室に通ってきました。
 驚いたのは5教科それぞれのノートです。丁寧な文字とイラストでまとめていて、『
これほど綺麗に整理してあるノートを見たのは初めて』と伝えたことを覚えています。
父のレストランのメニューも彼女が手書きで作ったとのことでした。
 彼女が父に作り方を教わったものの旨く作れなかったニョッキ。今日はそれを皆さん
に食べてもらいます。試食で私は二度お代わりをして、ペロリ完食するほど美味でした。」

「Tさん。体が弱くて学校を休みがちな少女が、桐生の教室に来たのは夏休みに入って
のことでした。
 袖なしワンピース姿を、似合うねと褒めたら、『お婆ちゃんが簡単に作れるので、同
じようなものが何着もあります』とはにかむように答えました。簡単服といわれるもの
で、祖母が手作りしたワンピースだそうです。
 彼女は看護婦になりたいと夢を語りました。看護婦になれたら自慢のロングヘアも切
りますときっぱり言いました。
 でも体調の問題で看護婦をあきらめ、今は看護の事務仕事で病気の人をサポートして
います。
 病気がちだったからこそ元気でいられることに誰よりも感謝している女性であり、一
緒にいると優しさと心遣いがうれしい女性です。」

 桐生の親睦会の翌日は幼なじみや旧知の仲間との飲み会に顔を出しました。午後7時
に参加したため、私が到着したころには場が盛り上がり、みんなは思い思いのスタイル
で踊っています。手を引かれたので私もその中に交ざり、久しぶりに踊りました。
 意外と思われるでしょうが、私も高校時代や学生時代には友だちと連れだって踊りに
出かけたものなのです。ツイスト、マンボ、チャチャチャ、ジルバ・・・
 大音響の中、耳元で「こういうときを俳句にすると」と聞かれてナプキンに書いた俳
句がこれです。

        春セーター ツイスト軽し 古稀仲間

  みんなツイスト世代なので、ツイストは格好良く踊っています。私、踊った翌日も二
日目も腰痛に襲われなかったことを考えると、「昔取った杵柄」はまだ健在みたいです。


「生活短歌」

  この日記に生活短歌「エトランゼというパンを食べたくて待ち合わせ口正面にする」
を載せたところ、「作るのは難しそう」や、「どのようにすれば短歌になりますか」と
書かれたメールが届いています。
 日記やメモ代わりの短歌を作るのは慣れだけだと思います。まず簡単なルールを確認
して、作りだしたらいかがでしょうか。

 短歌は日本で一番古い詩です。もともと和歌の一形式で五・七・五・七・七の五句体
で表現します。和歌は明治から近代短歌となり、だれもが日記代わりに楽しめる生活短
歌となりました。
 例えば旅先での印象やその場で思ったことを短歌形式の五句体で残しておけば旅日記
やメモにもなり、後々読み返したとき、想い出の栞になってくれます。

 短歌の形式は五・七・五・七・七であっても、文学性を追求しているわけではありま
せんので頭に浮かんだままの語句を使ったら良いのです。五・七・七・八・八でも、四・
八・五・七・六でも気にすることはありません。
 試しに私の連休の旅メモとしての生活短歌を書いてみます。日記代わりですから本来
は他人が読んでも意味不明の短歌でも良いわけですが、ここでは意味不明な短歌になら
ないよう、どんな状況で作ったのかを書いてから短歌を載せてみます。

 ・私、高所恐怖症&閉所恐怖症です。錦糸町の行きたい店に行くには駅前の歩道橋を
渡らねばなりません。同行者に腕を支えてもらい、視界に下の車道が入らないよう目を
細め、腰をかがめて渡りました。

   山田屋の 人形焼きが 食べたくて 歩道橋渡る 足元だけ見て

 ・千葉神社の御朱印帳には神社のシンボルでもある北極星と天の川がデザインされて
います。天の川はライトに当たると神秘な光りを放ちます。

     星祀る 千葉神社の 御朱印帳 ホテルの夜に 天の川灯す

 ・秋葉原の日本酒店。呑みたい日本酒を求め、足早で向かいました。

     えっ、またかよ! 土曜は商う 店なのに 今日に限って 貼り紙がある

 ・葉山の海辺レストランでランチを済ませ、「山口蓬春記念館(やまぐちほうしゅん)
」に着きました。アトリエの大きな窓からは葉山の海が見えます。

    海を見る 友の瞳の 優しさに また来ようねと 胸がつぶやく

 ・しばらくすると窓から見える海に白い波が目立つようになります。退館するころに
は浜風が木立を揺するようになっていました。

     腕時計 持っているのか 相模湾 午後1時より 波逆立てり

 ・葉山海岸から逗子駅まではかなりの渋滞で、バスで寝込む乗客がたくさんいました。

     渋滞の バスはようやく 終着地 爆睡の二人 残して降りる

 ・旅で食べた食事を列記しただけですが、リズム良く並べると美味しそうです。

     蕎麦・鰻・アボカドランチ・Bコース・刺身・けんちん・がんも大根

 ・一緒に旅へ出るため駅で会えば、別れのときも駅になります。

     一人だけ 山手線にて 帰る人 新幹線に 乗るのも一人

 みんな思いついたままのメモです。そのまま粗削りで残しておいたほうが、思い出し
たとき、鮮やかにそのときの"景色"を蘇えらせてくれます。


「ゴールデンウィークのこと 2」

 前回、「プチ旅でどこへ行くか」のクイズをヒント付きで書きました。
 問題は「東京駅からJRで約40分。同じくJRの電車に乗り換えて15分。最寄り
駅に着き、バスで約20分。停留所近くにあるオーシャンビューのレストランでまず海
鮮ランチを食べます。そこから2つ美術館を巡ります。」というものでした。5人の方
からメールをいただき、1人正解者がいました。
 東京駅(東海道線)→大船(横須賀線)→逗子(京浜急行バス)→葉山三ヶ岡バス停。
正解は葉山です。
 学生時代は逗子の友だちと訪ねた町であり、30代までは東京の友だちと、40代は
一人旅で何度となく訪ねている町です。いつも素直な表情で迎えてくれる町で、江ノ電
沿線のように観光地化されていないのも魅力の一つです。
 近年は葉山を扱っている旅雑誌を目にしなくなりました。やはり最寄り駅の逗子が石
原慎太郎『太陽の季節』の舞台であっても、また葉山には有名な裕次郎の記念碑がある
にしても、もう観光客を呼べるだけの魅力は色あせてしまったからなのでしょう。葉山
のご用邸にしても観光コースには選びませんし。

 5月6日、日曜日。私は午前10時過ぎに葉山に着き、ランチタイムまで海辺近くに
ただずんでいました。涼風に吹かれ、心地良い潮の音を浴びていると、季節が初夏へと
移っていることを体感できます。
 海から視線を移すと、すぐ後ろに三ヶ岡山が緑の濃淡をまとって迫っています。グリ
ーン系の絵の具を何種類用意すれば、三ヶ岡山の緑を制覇できるというのでしょう。
「この緑は大人にならなければわからない美しさ」
 同行者がつぶやきます。これまで何回も訪ねているのに、気付けなかった葉山の美し
さです。

 ランチは県立近代美術館のレストラン「オランジュ・ブルー」でです。窓から見渡せ
る海では、サーフボードに立ち、オール(パドル)を漕ぎながら沖に向かっていくグル
ープが見えます。
 本来ならばレストランのテラス席でランチタイムを過ごせれば良かったのですが、ト
ンビに食事を持っていかれるため、テラスではデザートと飲み物のみとなっていました。

 ランチを済ませてからこの日の目標である『山口蓬春記念館(JR東海生涯学習財団
が運営)』を訪ねました。レストランから3分ほどの山坂道にあります。
 画家の家を改築した美術館は、剪定された木々や、季節を謳歌する花たち、ウグイス
を始めとする野鳥の声に囲まれていました。
 前回お邪魔したときよりも展示室が2つ増え、別館もリニューアルされていました。
「作品と葉山の海と四季の花を楽しみ、感じてほしい」というコンセプト通りの美術館
になっています。
 企画展『百花繚乱 山口蓬春の心を魅了した花鳥の世界』の絵には「日本野鳥の会」
発起人の一人だった山口蓬春らしく野鳥が多く登場します。
 その中の代表的作品「春」には花咲く梨の木に止まった小鳥が描かれています。私は
「オオカワラヒワ」と思い美術館で確かめてみたかったのです。係の男性からは「カワ
ラヒワです」との返事です。あれれ・・・
 カワラヒワは羽の白い部分(三列風切り羽)の白い斑が無いのです。だからあの鳥は
カワラヒワではないのです、と言いたかったところですが、前橋を発つときから鳥の名
前を尋ねてみるという宿題を果たせただけでも、忘れん坊の私は満足していました。

 5日と6日に奇しくも2つの「百花繚乱」を催している千葉市美術館と山口蓬春記念
館を訪ねることが出来ました。ディアフレンズのファーストアルバムも「百花繚乱」だ
っただけに、なんとも誇らしいゴールデンウィークでした。


「私事ですが」

◆今日は生活短歌のことを書きました。
 見たままのことを短歌にするのも、旅の記憶につながります。
 6日の夜7時過ぎ、前橋へ帰るため改札口に向かった私は気になる女性を見かけまし
た。その人は新幹線改札口を出たものの立ち止まり、しきりにあたりを見回しては腕時
計に目を落としています。迎えるべき人の姿がなかったのでしょう。
 しばらくして彼女の表情がほどけました。

    おどおどの 視線の先に 彼見つけ 深呼吸して 走り出す人

 なぜか横顔が薄幸の女性に見えてならなかったので、私は安堵して改札口を抜けまし
た。それにしても女性の笑顔ってほんとうに可愛いです。

◆メール着信音が鳴りましたので開いてみました。「三つの質問」が届いていました。
 まず「幸せと思うことはどんなことですか。」です。

 一度きりの人生ですから、「幸せだなぁ」と思って暮らしたいですよね。
 私の場合は結婚生活を破綻させているので、少しひずみのある幸せになりますが、そ
れでも「幸せだなぁ」と感じることが多くあります。
 ・天職と思われる仕事を続けていられること。
 ・親切にしてもらえていること。
 ・いろいろなことに興味が湧くこと。
 ・朝起きるとお腹が空いていて、三食とも美味しく食べられること。
 平凡ですが、「幸せだなぁ」と思います。

 二つ目は、「ありがたいと思うことはどんなことですか。」です。

 友だちと大切にしあえることです。というより友だちが甘やかしてくれているみたい
です。ありがたいことです。

 ラストは「老後破産とかは不安でないですか。」です。

 身の凍りつく質問です。不安の雨が降りそそいでも、差す傘が見つかにないのが現実
です。確かなのは何日か先までは炊くご飯がある、ということぐらいです。

◆旅行に出かけると決まったとき、後悔のない旅にするよう思い出す言葉があります。
「ロバが旅に出たところで馬になって帰ってくるわけではない」というヨーロッパのこ
とわざです。
 ヨーロッパでロバは愚か者や利口でない者の象徴です。ですから愚か者が旅に出ても、
何も得ることなく帰って来るという意味になります。
 ロバであっても、旅の過ごし方のスタイルを変えれば、少しは馬っぽいロバになって
帰宅できるものです。視覚と味覚だけの旅ではだめです、と思って私は旅を攻めてみま
す。わくわくし、喜び、試し、五感で感じます。
 例え何回も訪れている旅先であっても、知っている土地と思って出かけないことにし
ています。まだ見ぬ、まだ気付かないところが限りなくあるわけですから、人気の料理
を食べたときは、「どうして美味しいのか」、目的地に着いたら、「ここに来られたの
だから、知らないことを3つは知って帰ろう」、「偶然出会えることを期待して迷子に
なろう」他、いろいろ攻めの方法を考えます。
 またどんな状況になっても、旅先ではなるべく文句を言わないことにしています。
 人身事故で利用するつもりの電車が動かなくなり、予定の新幹線に間に合わなくなる
こともあります。そのとき「困ったなぁ」とは言いますが、文句は言いません。困った
とき、どう対応するかは旅での醍醐味です。
 何回旅に出てもロバを卒業できそうもありませんが、旅行ガイドをあてにしない旅は
攻めてこそ痛快な旅になります。

 心がけていることは、一緒に旅をした人に感動をお土産として持ち帰ってもらうのは
もちろんとして、今度の旅は五感を使いきった旅でしたと言ってもらえるよう、私はそ
んなロバでもありたいと思っています。


 :.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*


・佐倉のことを書きました。佐倉にはザリガニの飼育・生態を紹介する「佐倉ザリガニ
研究所」というユニークな研究所があります。そこによりますと、世界のザリガニは6
00種にも及ぶそうです。よもやと思われるすごい数です。
 実は今日5月12日は「アメリカザリガニの日」なのでした。あの真っ赤なハサミで
威嚇してくるザリガニですね。
 今は日本各地で見られるアメリカザリガニですが、日本に住みだしたのは1927年
(昭和2年)のことですから、歴史はまだ浅いのです。
 興味深いのはアメリカ・ニューオリンズから20匹ほどが鎌倉市の鎌倉食用蛙養殖場
に餌として持ち込まれたことです。それが養殖所から逃げ出して、全国に進出していき
ました。驚異的な繁殖力です。
 農道脇の水路や小川でアメリカザリガニを見つけたときは、湘南からの使者だと思う
ことにしました。

・葉山のことも書きました。
 葉山には40代の頃、一人で野鳥観察に行っていました。野鳥の会会員だった頃です。
初心者で野鳥の知識はなかったのですが、とにかく自分で美しいと思った鳥に会いたく
て出かけました。遠いところに出かけることは苦にもなりません。地酒見つけも兼ねて
いますから。
 興味のある鳥の中にサンコウチョウがいました。葉山では森戸川の川上や二子山で見
られるというので、歩き回ったり、登ったり、下ったりしてようやく会えた野鳥です。
目のまわりとクチバシがコバルト色をした尾羽の長い鳥です。
 鳴き声に興味もありました。「「月、日、星、ホイホイホイ」」と鳴くと本にはあっ
たので耳をすませました。私には「フィフィフィ」とだけしか聴こえませんでしたが。
 葉山のサンコウチョウの他にも、練馬区・石神井公園で見たアオゲラ。東京・小石川
植物園で見たオオルリの姿と美声も印象強く残っています。


  今日はモーニングを友だちと、ランチは差し入れのいなり寿司とのり巻きを教え子と
食べ、夕食は伊勢崎でバンド仲間や幼なじみと食べます。孤食のない一日です。感謝!


         『百花繚乱列島 -江戸諸国絵師めぐり-』より
    黒田稲皐(くろだとうこう)の「遊鯉図」は3つ目の動画に登場
  http://www.museum.or.jp/modules/topics/index.php?action=view&id=1036

        山口蓬春の歩みと作品の変遷
   オオカワラヒワが二羽見られる作品「春」も紹介されています
         http://www.hoshun.jp/hoshun/
 

しのぶ日記

 投稿者:大塚 枝伸  投稿日:2018年 5月 5日(土)07時15分49秒
   我が家の庭に初夏がやってきました。スイカズラ(忍冬)の花が咲き出し、芳香を放
っています。
 ユスラゴ(山桜桃)の実はだいぶ大きくなり、何粒か赤色を帯びてきました。
 毎朝ホースで霧状の水を植木や花の根元に撒いています。そのたびに虹が架かります。
毎日の水やりがうれしくてなりません。


 5月5日、午前5時少し前、日記を書き出しました。


「ゴールデンウィーク」

 先月29日からの三連休は高校生のレッスンが連続して入り、予定していた新潟と、
藤岡の美術館には出かけていくことが出来ませんでした。
 自宅にいるとどうしても何らかの塾の用事が入ってきて、完全休日というわけにはい
かなくなります。塾は休みなのだから断れば良いのにと友だちに言われるのですが、生
徒や卒業生は困っているから連絡してくるわけですので……
 それでも昨日までいろんな人と会えて、いろんなおもてなしを受けることができまし
た。今年のゴールデンウィークほど手料理やら家庭料理と、笑顔に恵まれたひとときの
連続はここ最近ないことでした。会えた皆さんに感謝です。ありがとうございました。

 ゴールデンウィークも残りあと2日となりました。今日と明日は完全休みにするため、
前橋を抜け出します。蕨に向かう知人の車に乗せていただき、大宮駅で降りたら東京に
向かいます。宿は東京の友だちが確保してくれていますので、心残りは庭の花木への水
やりだけです。楽しみは宿の近くで10数年ぶりにある地酒が飲めるかもしれないこと。
なかなか市販されていない酒なのです。
 と勝手なことを書いていますが、人間以外の生きものに連休などありません。夏日が
続いたりしていると、大地の温度は真夏日の気温を超え、昆虫たちは大きなダメージを
受けることになります。
 だから大地を走り回っている蟻には同情してしまいます。というのも大地を走り回っ
て餌を探している働き蟻は、人間でいうならば人生を折り返した年齢の蟻だけだからで
す。それもメスだけ。
 蟻は巣を守るためと種を絶やさないため、外敵が多く労働もきつい仕事を長生きして
いるメス蟻に任せます。仮に働き蟻が事故にあっても過労で亡くなっても、巣は被害を
最小限度で押さえられます。
 若い蟻は巣の中で暮らし、働き蟻から餌を受け取ったり、幼虫やさなぎ、女王の世話
をしています。オス蟻は交尾のためにのみ生まれてくるため働くことはありません。

 しかし注意して働き蟻たちを見つめていますと、「あれれ」と思うことがあります。
働き蟻の中にはあまり動き回らず、餌も真剣に探しているように見えないサボり組がか
なりいるのでした。
 専門家の調査では働き蟻の20%は、働かずにフラフラ遊んでいるそうです。働き蟻
の法則というのがあり(2:6:2の法則)、例えば100匹の働き蟻のうちの20匹
が良く働き、60匹が普通に働き、残りの20匹はまったく働かない蟻だそうです。
 もっと極端な調査もあります。アメリカの大学での研究では、ほとんどの働き蟻は働
いてないことが判明したそうです。ずっと働いている蟻はなんと3%セントにも満たな
い蟻ということです。
 調査対象が北米の松林に生息する蟻なので、私が見ている蟻とは違います。でもサボ
ることの上手な蟻が私の見ている蟻の中にもいることは確かでした。
 サボる蟻がいること。それを知るとなんだか妙に安心してきます。そのお陰で今日か
ら楽な気持ちでゴールデンウィークを楽しむことができます。


「メールから」

 この日記を読んでいる方も連休はいろんな所に出かけています。9連休の人もいれば、
休みが2日だけしか取れないため、家族サービスで忙殺された人もいます。
 「国営ひたち海浜公園」に出かけた人は、今年はネモフィラが早く咲きすぎたため見
頃を逃したというメールを、涙顔の絵文字付きで送ってくれました。

 美術館に出かけた人も何人かいます。
 ロダンの彫刻『接吻』が話題となっている横浜美術館での『ヌード NUDE ―英国テー
ト・コレクションより』や、すでに入場者が20万人を超えている『プラド美術館展』
を上野・国立西洋美術館にて観たという方もいます。
 メールには「枝伸さんはご覧になりますか。」「もう行きましたか。」と書かれてあ
りました。 残念ですが、二つの美術展を訪ねることはありません。
 ロダンの彫刻『接吻』は、唇を溶け合うようにして抱きあう二人、つまりロダンとカ
ミーユのことを思うと気が重くなり、足が遠のきます。
 ロダンは40歳になるまで作品は売れませんでした。ようやく世の中に認められてき
た43歳のロダンの前に、弟子志望で類い希な美しさを放つ19歳のカミーユが現れま
す。写真を見ましたが誰でも美人と思える女性でした。
 やがて二人は師弟関係を超えて愛し合います。しかしロダンには内縁の妻がいます。
カミーユの苦悩は映画『カミーユ・クローデル(1988)』で再現されました。暗い暗い映
画でした。
 二人の関係は15年に渡り、その間にカミーユはロダンの子を妊娠。しかし生むこと
は叶いませんでした。いくら待ってもロダンは内縁の妻と別れる気配がありません。カ
ミーユの自尊心と精神はボロボロになってロダンの元を去っていきます。
 カミーユは作品作りに熱中してロダンを忘れようとします。作品はそれなりの評価を
受けました。しかし別れの寂しさは憎悪を生み、カミーユの作品はロダンの真似だと世
間からは非難を浴びると、カミーユはロダンが私の作品を盗んだと口にするようになり
ます。精神が破綻をきたしたのです。
 精神病院に入れられたカミーユを身内もロダンも見舞うことなく、生涯を病院で過ご
したカミーユは、家族に看取られることなく亡くなっていきました。
 ロダンの彫刻『接吻』は、「愛し合う男女の滑らかな直線、人目を奪う優美な美しさ」
と大きな評価を受けています。でも映画『カミーユ・クローデル』を観た者は会場へと
足を運ぶことはないはずです。
 『プラド美術館展』は神話を題材にした絵と、ベラスケスによるスペイン王家の肖像
画中心の美術展ですので私が出かけていくことはありません。

  『RE 又造 加山又造展』に行った方からも感想メールをいただいてます。
 私の感想は、「チケット代(当日券2千円)に見合うだけの内容でないイベントだっ
た」です。好きな画家の美術展でしたので期待に胸膨らませ、会場に一番で着いてしま
ったほどです。
 でも期待はすぐ裏切られました。会場が暗すぎるため足元が不安ですし、深い闇の中
に作品が浮かんでいるようで、しっかりと絵画の鑑賞ができません。
 展示の仕方も主催者の意気込みが空回りしているようで、絵の一部が動いたり、立体
的に絵を再現させてみたりする新企画がブームを生めるようなことはないと思います。
 有名な龍の絵を天井に再現させる試みもありました。ただし加山又造さんがそれを制
作する動画がイマイチ迫力不足のためか、若沖や北斎の龍とは比較にならない作品に思
えてきました。贔屓目もありそうですが。
 それでも得るものがありました。『狐』という作品です。
 脚の長い狐です。腹がせり上がっています。食べ物にありついていないのでしょう。
野生の狐そのものの姿なのです。
 その狐は立ち止まり、後ろをふり向きます。かすかな獲物の音か臭いを察知したので
す。攻撃的な眼光。鋭い牙を隠す口元。もし私が原野でこの狐と出会ったら、怖さで後
ずさりするに決まっています。
 大自然や季節と戦い、生きていかなければならない孤高の狐。一人暮らしの私に、た
くましさとはを教えてくれるために出会ったような絵でもありました。ますます加山又
造さんへの畏敬の念が深まる一枚です。
 『RE 又造 加山又造展』から帰ってすぐ、スマホのトップ画面を『狐』にしています。


「親睦会にて」

  今年も3分の1が終わりました。
 この4か月間、出会ったポスターやテレビCMのコピーで一番印象に残っているのは、
3月に見た京王電鉄の高尾山ポスターでした。コピーは「早咲き、遅咲き、それぞれね。
みな、自分の命を咲かせてる」です。
 いろんな意味にとれます。このポスターを目にしたのが、古稀を迎えた3月4日だっ
たから尚のこと印象強かったのです。
 コピーを自分に当てはめてみました。私は早咲きの人間だったのか、あるいは遅咲き
の人間だったのか。「花開く」が才能のことだとしたら、私に咲く蕾はないですし、抜
き出た才能も無かわけです。
 「花開く」ことがない人間は、何のためにこの世で生きているのでしょうか。宗教で
は意味があるから生まれ、そして生きると説きますが。

 先日会った友だちは車椅子生活が続いています。彼が言いました。
「なぜ生きるか。大病を患えばわかるよ。今日生きるために生きるのさ。」
 なぜ生きるかなどと考えられるお前は幸せだよ、とも言われました。
 もう咲かなくても、病を持っていても、気持ちが元気ならばそれでいいんだ。そんな
彼の言葉に送られて別れてきました。

         生きているということ
         いま生きているということ
         それはミニスカート
         それはプラネタリウム
         それはヨハン・シュトラウス
         それはピカソ
         それはアルプス
         すべての美しいものに出会うということ
                       (谷川俊太郎「生きる」より抜粋)

 私の「生きる」はこれなのかも。


「私事ですが」

◆根が貧乏性です。ファミレスに行ってもドリンクバーなど頼んだことがありません。
 食事とセットで216円。何も食べないと432円。何杯飲んだら元を取れるのかと
考えてしまいます。
 炭酸飲料だと一杯3~5円。コーヒーやウーロン茶は10円~15円。果汁100%
ジュースでも一杯が15円~20円。10杯は飲んで元を取らなければ、人生の落伍者
になったように思えてなりません。
 それでいて野菜バーは必ずオーダーしています。地産地消の土地に住んでいるので野
菜バーの費用を出せばキャベツにレタスが一個ずつ買えます。それでも色とりどりの野
菜と、フルーツやらヨーグルトやら、ポテトサラダに魅了され、いつも皿を山盛りにし
ては勝ち誇ったようにテーブルへ戻ります。野菜バーにコーンポタージュがある店には、
片道25分かけても車を走らせます。
 根が貧乏性だから時間も惜しくなります。並ぶことが嫌いなのもそのためかもしれま
せん。各駅停車を使わないのも、立ち食い蕎麦が好きなのも、パイナップルやトウモロ
コシは食べるまでが面倒なので買わないことも、みんな時間貧乏性ゆえのことです。と
友人に話したところ、
「本を読むのにはもっと時間がかかるけど、どうして」
 うーん…… 言葉に詰まったままでした。

◆最近は郵便受けの中を見るたびにため息をついています。固定資産税、市県民税、国
民健康保険税、介護保険税、はたまた自動車税・・・ 次々と招かざるものが舞い込み
ます。
 今日こそはスーパーに行って特売の刺身でも買ってみようと意気揚々としているとこ
ろへ、そのような郵便物が届くと、たちどころに刺身が鰯缶へと変更されていきます。
 幸いなのはガス代と電気代が冬の半額になってきたこと。
 もう一つうれしいのはシマダヤの『流水麺 そうめん』が今年も発売されたこと。さ
っと水でほぐすだけで食べられます。汁はめんつゆに水だけ、薬味の紫蘇は手で千切り、
きざみ海苔は袋から出すだけ、ウズラの卵は割るだけ。簡単きわまりない食事です。そ
れでいて完全食になっているような。
 毎週数袋を購入している『流水麺 そうめん』。200円未満の価格に助けられ、督
促状がこないうちにいくつかの税金を納めなくては。

◆かつては母を亡くした子どもは白いカーネーションを手にしました。それは100年
以上も前にアメリカに住む少女が、教会で亡き母を追悼するため白いカーネーションを
祭壇に飾り、出席者にも配ったことから始まったといわれます。白いカーネーションは、
彼女の母が好きな花でした。
 この出来事をきっかけに当初は母親が健在な人は赤いカーネーション、母親が故人で
ある人は白いカーネーションを自分の胸に飾っていました。それが、やがて母親にカー
ネーションを贈る習慣へと変化していきます。
 ただし日本ではずっと前から小学校でも、差別はおかしいということで赤いカーネー
ションを贈ることに決めています。

 母を亡くした身には贈るカーネーションの色などどちらでも良く、とにかく「母の日」
には言い難いさみしさに襲われます。
 先日の親睦会では、93歳の母を昨年亡くした人が、「夢を3回叶えてくれる魔法の
ランプがあったとしたら、3回とも母に会わせてとお願いします」と漏らしました。ジ
ーンとさせられたままになっています。


 :.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*


・蟻のことを書きました。映画『モリのいる場所』の主人公、熊谷守一さんならばもっ
と面白い蟻情報を持っているのでしょう。友だちにこういう人がいたら話を交わすのが
楽しいでしょうね。
 熊谷さんも魅力ありますが、私は今、雑草研究家の人と知りあいになりたいと思って
います。
 1メートル四方の草むらには30種の雑草が生えているそうですから、日本だけでも
その数はすごいものになります。
 人知れずに生きている生物だけに、それぞれの草の個性や特徴や秀でたところを知る
ことができません。散歩していて毎日会っている雑草。調べ始めたら生涯の趣味になっ
てそうです。
  雑草研究家とともに昆虫研究家の人とも知り合えれば、雑草への興味も加速し、昆虫
の生態もより理解できるので、一緒に懇意になれたらラッキーなのですが。

・以前、プチ旅でどこへ行くかのクイズをヒント付きで出して、と言うリクエストがあ
りました。今回は他の人から、「連休で行きたいと思っている所」のそれを書いてみて
とのリクエストです。
 現地が快晴だったらの条件付きですが、私はこんな所に出かけてみたいです。
 その土地とは、東京駅からJRで約40分。同じくJRの電車に乗り換えて15分。
最寄り駅に着きます。
 そこから駅前のバスターミナルへ。バス(11番か12番)で約20分。停留所近く
にあるオーシャンビューのレストランでまず海鮮ランチを食べます。そこから2つ美術
館を巡ります。一つは徒歩0分。もう一つも徒歩5分ぐらいです。
 さて、これだけのヒントでわかってもらえるでしょうか。私が何度も訪れた町で、珍
しいことに私の寄ったお店が一軒も廃業することなく現存している町です。


  待ち合わせの時間が近くなりました。前橋大島駅前に向かいます。
 

突然うかがって、すみませんでした^^;

 投稿者:紫乃  投稿日:2018年 5月 1日(火)12時12分18秒
  こんにちは!

あっという間に5月になりました。

毎日お天気。園芸気分です!
窓際のクレマチスが咲き始めました。


枝伸さんの庭にはバラが咲きだしましたね。
目にも気持ちにもやさしくて、元気が出てきます(^_-)-

枝伸さんの花は、特別にやさしい表情で咲きます。
尊敬してしまいます。

もちろん芸術や音楽や文学も、宗教や宇宙や生物など、幅広い知識があるのことも尊敬してます。
もっと尊敬していることを上手に伝えることができたらいいのにな。と思います。



枝伸さんの俳句をまた読みました。
青空と桜のトンネルのコントラストが、躍動感にあふれて連想されます。
一緒に行ったみなさんも祝福してくださったでしょうね。
わたしだったら、すごく豪華な思い出にします~o(^ ^)o


お約束したものは直接お持ちしますね。
「私のこと、どう思ってるんだろう?」なんて、もう考えていないから心配しないでください。
メールも送りました。


またお会いするときまで、元気でがんばります~!!
  
 

しのぶ日記

 投稿者:大塚 枝伸  投稿日:2018年 4月28日(土)16時00分2秒
   小麦畑は緑の絨毯です。
 昨年の晩秋に蒔かれた種が、空っ風の冷たさと、冬期の日射量が日本一という群馬の
太陽に育てられてきました。
 緑の絨毯は何種類かの小麦で織られています。「さとのそら」は小麦料理に幅広く使
われます。
 私の好きな煮ぼうとうや、群馬名物のうどんは「きぬの波」や「つるぴかり」という
麺類専門の小麦として生まれました。
 パン作りの小麦ということで開発されたのが「ダブル8号」です。またビール会社と
の契約栽培の麦もあります。
 これらの麦畑は来月から6月にかけ、黄金色の絨毯に変わります。その麦の穂をスト
ローにして、カルピスを飲んだのは何歳のころだったのだろうなぁ。


「書き込み」

「ニンニクを枝伸さんの真似して食べてます。枝伸さんが栄養ドリンクを飲まなくていいほ
ど元気でいるのは、他にどんなものを食べてますか。どんな効果がありますか。たくさん食
べれないので10ぐらい教えて下さい。」

 永いこと孤食ですから私なりに体力を維持しておくため、タンパク質、脂質、炭水化物の
三大栄養素や、ビタミン、ミネラル、食物繊維の摂れる食事を目指しています。できれば五
色の食事献立をと思っています。血管を強くしたり、血流の良くなる食材も取り入れている
つもりです。
 私の食事が栄養学的に正しいのかどうかはわかりません。でも私なりに「美味しく食べら
れ、少しでも医療費が抑えられるような食事」を念頭に食事を組み立てています。
 「他にどんなものを食べてますか。」は以下の通りです。

 主食の胚芽米や餅や食パンと、毎朝飲んでいる味噌汁の具(ニンニク、生姜、キャベツ、
ニンジン、鶏卵、ワカメ、舞茸)を除いて書きます。それでも10に絞るのは難しいです。
 毎日といっていいほど食べているのは、蜂蜜(大スプーン2)、きな粉(大スプーン2)、
黒ゴマ(大スプーン1、すりゴマ)、黒酢(大スプーン3)、納豆。大和芋、ブロッコリー、
トマトジュース、海苔、梅干しです。バナナ、キウイ、鶏肉、魚の缶詰も良く食べています。
それぞれの「栄養効果」については詳しくわかりません。
 注意していることは毎日これらのものばかり食べていると、他の食材がなかなか摂れなく
なることです。そのため栄養バランスが偏ってきます。
 また作ろうとしても食材が余ってしまうため、昔から馴染んできた煮物や天ぷら類る作る
ことが無くなったのも、何か影響を及ぼすことになるでしょう。

 「日本老年学的評価研究」の調査結果が発表され、孤食の高齢者は一緒に食事をする人が
いる高齢者に比べて3倍近く鬱状態になりやすいとの報告がされています。
 ウィキペディアでの「孤食とは一人で食事を取ることである。特に食事の際に孤独を感じ
てしまう『寂しい食事』のことである」があてはまってしまいます。
 そうならないためにも、誰かと食事を一緒に食べる機会があったときや、外食に誘われた
ときは、自炊で食べることのないハンバーグ、トンカツ、蕎麦を食べるようにして、おしゃ
べりも楽しむ食事にしています。


「半世紀経つと……」

 桐生の友だちから連絡があり、学生時代の友人とそのとき以来の再会を果たしました。
 東十条に住んでいる彼が最初に口にしたのは、「まだ走ってる?」でした。何のことかわ
からないでいる私に、彼は「自転車旅だよ。10キロ先を何回も走っただろ」。
 そうでした。上京して杉並や大塚に住んでいるとき、バイトに行くにも遊びに行くにも中
古自転車で出かけていたのです。彼は自転車宅配のバイトをしていて自転車が貸与されてい
たため、休みが合うと一緒に走っていました。それを私たちは「探険」とか「自転車旅」と
言っていました。銀座であっり、有名な観光スポットであったり、訪れた土地は目を輝かせ
た世界ばかりです。

 杉並に住んでいたときは東京都の地図に、住んでいるアパートから半径10キロの円を描
き、その円の先端の街まで自転車を走らせました。
 西は多摩川、大井競馬場、品川。東は東京駅、後楽園(現在は東京ドーム)。それから王
子、巣鴨、板橋。北の豊島園などが走行10キロの地点として選ばれました。
 走った道には赤線を引いたので、山手線内の通りは赤で埋め尽くされています。また定食
が300円前後で食べられる店がどの通りにもあり、美味しかった店の位置に青丸を付けま
した。青丸を増やす楽しみも自転車で走る回数に拍車をかけていました。大塚に移り住んで
からは上野、浅草、深川、築地はもちろん、荒川を越えて葛飾区や江戸川区の街を走ってい
ます。

 思えば私が東京の下町や裏道に通じているのは、このときの副産物なのでした。
「秋葉原の『かんだ食堂』が先月で閉店したよ」。彼の言葉に、私は「エッ」と漏らしただ
けでした。コロッケ定食を何回食べたことでしょう。来月は近くのホテルに滞在するため、
訪ねてみたいと思っていた店なのに。。。
 知っている限りですが、私が東京に住んでいた時代に通った食堂で、現在も営業している
店は巣鴨の『ときわ食堂』だけになりました。
 その『ときわ食堂』にしても創業が昭和47年ですから、私が社会人になってから開店し
た店です。おそらく青印を付けた店は『かんだ食堂』を最後にみんな消えてしまったのかも
しれません。 ますます昭和が遠くなっていきます。


「MoMA展」

 桜を追って東北へ出かけた人から弘前の桜についてのメールをいただきました。桜には関
連しないことですが、私が最近「すごく美術館に行くことが多くなりましたね。」とも書か
れていました。
 確かに日記に美術展のことを書く回数が増えています。でも美術展にいちばん足を運んで
いた頃と比べると、半分ほどになっています。
 たくさん美術館に出かけていたのは、21世紀になったばかりの頃でした。
 2001年から07年の「モネ 印象派の巨匠、その遺産」(国立新美術館)まで、週末
だけでなく、ウィークデーでも車で送迎してもらえたので、大きな美術展や個展に出かけて
います。
 すぐに資料が見つかった美術展だけでも、06年が「若冲と江戸絵画展」(東京国立博物
館)、「藤田嗣治展」(東京国立近代美術館)、「ダリ回顧展」(上野の森美術館)。
 05年が「北斎展」(東京国立博物館)、「唐招提寺展」(東京国立博物館)。他のパン
フレットや展示リストもあり、東京や神奈川や長野の美術館や、横山大観記念館を始めとし
た個人ゆかりの記念館にも足繁く通っていました。
 21世紀になってから美術館巡りが頻繁になったきっかけは01年の「MoMAニューヨ
ーク近代美術館名作展」(上野の森美術館)です。第3回目のMoMA展でした。
 遡ること10数年前の第1回MoMA展でゴッホ『星月夜』に会えたとき、美術館での衝
撃を知ってしまいました。もちろん第2回目のMoMA展も行きましたし、第3回目のMo
MA展ではゴッホ、セザンヌ、マティス、ピカソを始めとしたMoMAの豊富なコレクショ
ンに圧倒された記憶があります。
 第4回目のMoMA展を楽しみにしているのですが、そんな情報は美術誌にも載っていま
せん。 ちなみにMoMA(モマ)は、 ニューヨーク近代美術館(The Museum of Modern
Art, New York)の愛称です。
 来月の初旬には東京泊がありますので少し足を伸ばし、これも21世紀の初めに訪ねた2
つの美術館に出かけられたらなと思っています。この美術館は一人で訪れています。晴れて
いればカフェテラスから眺めた絶景に再会できる美術館です。

 思いついたことを書いているノートには、こんなことが書き込んでありました。
 「美術館や美術展では、思い出が待ちかまえていてくれることがある。」
 美術館や美術展ばかりでなく、旅先にも旅の途中にも思い出がいっぱい待ちかまえていて
くれます。また、思い出になることを残してくる義務が旅人にはありますね。


「私事ですが」

◆苦手なことが幾つかあります。
「列に並んで待つこと」、「高いところ」、「探しもの」が代表的なものです。
 夏のディナーショーやプールサイドでの演奏にアロハシャツを用意しなくてはなりま
せん。昨年末の断棄離で、何枚か処理した記憶があります。それでも5着は残っている
はすです。しかし見つからないのです。
 アロハシャツがないと困ります。ですから「ここかも知れない」と思うところはすべ
て探してみました。
 私が探しものをしてもほとんど見つかりません。いつも他の探しものをしているとき、
こんなところにあったのかと思うような所から姿を現します。
 アロハシャツもどこかで、私との偶発的な出会いを心待ちしています。きっと。

◆食べたくないものはたくさんあります。飲み会に招かれても、このような肴に注文し
ていてくれたときは、「苦手です」とは言えず、困ってしまいます。

 アワビの踊り食いや刺身。サザエの壺焼き。河豚はてっちりでも刺身でも。エンガワ。
ドリアン。フォアグラ。さくら鍋。ホヤ。ジンギスカン。アンコウの肝。げそ天。豚足。
ホルモン。ミノ。ハチノス。センマイ。イカ刺し。タコ。

 食わず嫌いもありました。「濡れ煎餅」は名前からして煎餅らしくないため食べる気に
もならなかったのですが、昨夏の町内会合で老幹事から何度も勧められたため初めて口に
しました。だらしのない舌触りだと思っていたら、甘じょっぱさがなんともいえない美味
しさです。
 数日後にスーパーで買い毎日食べていました。先日、その味を思い出したので同じスー
パーを訪ねてみましたが濡れ煎餅が売られていません。他のスーパーにも姿がありません。
そうなると無性に食べたくなるものです。今日出かけていったスーパーでも探してみまし
た。今は取り扱っていないとのことでした。
 そんなわけで連休中に私と会う機会のある皆さん。お邪魔したときは濡れ煎餅を用意し
て迎えてくれると感謝いたします。

◆「MoMA展」に続いて、もう一つのメールも書き写させてもらいます。前後の文は省
略します。
 「知る楽しみのことを日記で読みました。どのような楽しみがありました?」。

 知ることは自分を「改善」できることであり、連鎖反応を生む楽しみもあります。
 私は十代から短歌を趣味にしてきたこともあり、なにか考えると短歌形式で言葉が浮か
んでくることがあります。
 たとえば、本来は駅の公園口前で友だちと会うべきなのに、私の希望で変えさせてもら
ったときには、「エトランゼ というパンが 食べたくて 待ち合わせ場所 正面口にす」と
いうような短歌形式の言葉が浮かびます。
 「エトランゼ」というパンは駅の出口を変えてでも食べたい私好みのパンです。渦巻き
状のこのパンは、口にするとしっとりほんのり甘いミルクとバターの香りが広がります。
 その味も魅力なのですが、「エトランゼ」という名前も気に入ってます。
 画家・モネが亡くなるとき、机の上に置かれた本がありました。開かれていたページは、
ボードレール『パリの憂鬱』の冒頭を飾る散文詩「異邦人」でした。異邦人・他国者・流
れ者=エトランゼ(エトランジェ)です。

          「異邦人(エトランジェ)」

  「一番好きなものは何かい、いってごらん
      謎めいた人よ、父親、母親、妹、それとも弟かい」
  「わしには父も母も、妹も弟もおらぬ」
  「じゃあ友達かい」
  「そんな言葉は、今に至るまでわしの知らぬ言葉じゃ」
  「祖国かい」
  「そんなものがどこにあるかも知らぬ」
  「美かい」
  「女神や不死神なら、好きになっても良い」
  「金は」
  「あんたが神を嫌いなように、わしは金が大嫌いじゃ」
  「いったい何が好きなんだ、変わった異邦人よ」
  「わしが好きなのは雲じゃ、あそこに浮かんでるあの雲、あのすばらしい雲じゃ」

 雲。モネの絵にはどのくらいの雲が描かれていることでしょう。デビュー作、『印象、
日の出』には朝焼けの雲がたくさんなびいています。『睡蓮』のシリーズにも雲は欠かせ
ません。睡蓮は水に浮かび、雲は悠々と空を泳いでいます。

 詩「異邦人」だけでなく、20代に観た映画、『雨のエトランゼ』への郷愁も蘇ります。
 妻の死を帰宅した夫が知ったため、犯人扱いされます。無実を証明してくれたのは同じ
アパートに住む女性でした。二人はにわかに接近していきます。その後の展開は想像でき
ると思います。
 「知るを楽しむ」や「知ったことを楽しむ」の一例でした。


 :.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*


・今夜はこれから洋子ちゃんとディナーショーの打ち合わせです。飲むのは峯岸君と滝さん
にまかせて、私は立案した演奏曲目やショーの構成を説明したり、洋子ちゃんの送迎を担当
します。
 洋子ちゃんは今回も100名前後のお客様を誘ってくれると思います。かつて隣に住んで
いた幼なじみを喜ばせてくれるため、東奔西走してくれます。
 感謝の気持ちをどう表せるか、大きな宿題が出ています。

・次回の日記は5月4日(金曜日)の深夜か、5日の早朝にアップ予定です。

・日記を書き終えたのでアップしようと思っていたところ、某市役所の観光課から電話が入
りました。俳句のことでした。
 今月1日に出かけた桜祭りの会場では「88回桜まつり俳句コンクール」の作品を公募し
ていたのです。私は地酒とジャガバタを楽しみつつ、思いついた五・七・五を指定用紙に書
き入れて投稿してきました。
 俳句の会の人たちが桜堤を吟行していたり、投稿箱の近くで作句を推敲している人たちの
姿を多数見たとき、俳句コンクールがこの桜まつりの伝統あるイベントなのだと初めて知る
ことになります。
 それにしても私の句が10句の中によくぞ選ばれたものです。ラッキーなことです。市や
観光協会の施設や広報、観光協会のホームページでも後日発表されるとのことです。記念品
と賞状もいただけるそうです。桜堤に同行してくれた友だちにも良い想い出となりそうです。

         じゃぶじゃぶと洗った空に桜湧く  枝伸



 

読みました。

 投稿者:ボナンザ2  投稿日:2018年 4月22日(日)14時49分6秒
  いつも日記を読んでます。

枝伸さんは東京が近く感じるそうですが、
僕は遠くて、いろいろと怖い所です。


僕はニンニクを枝伸さんの真似して食べてます。
でも疲れると動けないです。
枝伸さんが栄養ドリンクを飲まなくていいほど元気でいるのは、
他にどんなものを食べてますか。
どんな効果がありますか。
たくさん食べれないので10ぐらい教えて下さい。

元気がでると、元気なことが考えられます。
 

しのぶ日記

 投稿者:大塚 枝伸  投稿日:2018年 4月21日(土)17時34分12秒
   多くの皆さんが目にしていないと思います。若草色の麦の穂が風に吹かれると、やわ
らかな黄色に波打ちだし、銀色のうねりに変化してく景色を。小麦畑が多く、風の強い
前橋ならではの麦海原です。
 これも多くの方が目にしていないと思います。4月までりりしく咲き続けているシク
ラメンを。
 花屋さんのシクラメンでさえ2月には花が萎んで売り物にならなくなり、鉢代として
200円で売られていました。
 それなのに我が家のシクラメンは、今日も背筋を伸ばして咲いています。30を超え
る花びらが、それぞれ1本ずつの茎に支えられています。
 さすがに花肌の艶は褪せてきましたが、鯉のぼりが泳ぐ日まで咲かせてあげたい親心
でいっぱいです。


「書込みから」

「枝伸さんが御朱印集めの趣味もあるとは知りませんでした。御朱印帳は何冊ぐらい集
まりましたか。おもしろいエピソードとか珍しい体験があったら読ませてください。」

 私は御朱印を集めていません。でも御朱印を授かる友だちと一緒に寺社をたくさん訪
ねています。私が寺社を案内することもあります。
 というのは昔から私はいろんな土地をブラブラ歩いたり迷ったりするのが好きだった
り、史跡や酒蔵を巡っていたので、普通の旅人が歩かない道沿いの寺社を知っているか
らです。仏教を学んでいたことも寺の所在地を忘れないことに影響しています。

 寺社で友だちが御朱印を授かっている間、私は境内を散策しています。これが実に有
意義な時間なのです。例えば東京・日暮里の月見寺と呼ばれる「本行寺」を訪ねたとき
です。
 本行寺の境内には前にも立ち入ったことがあります。山頭火の句碑「ほっと月がある
 東京に来てゐる」があったからでした。ところが友だちを待っている間に境内を歩い
てみると、小林一茶の句碑もあり、それが思わぬ知識をいくつか与えてくれたのでした。
 一茶の句は「かげろうやどうかんどののものみづか(陽炎や道灌どのの物見塚)」で
した。
 なぜここに一茶の碑があり、なぜ江戸城を造った太田道灌の名が入っているのか、と
いう疑問がわきます。スマホで調べてみました。
 なんと本行寺・二十世の日桓上人という僧は小林一茶と交友があったのです。一茶は
しばしば寺を訪ね、高台にある「本行寺」から眼下に見える田畑の風景を、「青い田の
 露をさかなや ひとり酒」と詠んでいるとあります。
 江戸時代は月見や花見の他に花鳥風月が楽しめる地域で、近くに「富士見坂」もある
くらいですから風光明媚な土地だったのでしょう。そんなところから日が暮れるまでい
ても飽きない里ということになり日暮里という土地が当て字として使われだしましたと
聞いています。
 太田道灌については、道灌が築いた外敵を見張るための物見塚(斥候台・見張台)が
この地に存在していたからでした。その名残として「道灌丘碑」と呼ばれる石碑が残っ
ています。

 さらに「本行寺」から西日暮里方面に歩くと諏方神社の手前には雪見寺といわれてい
た「浄光寺」があります。高台にあるため、今も崖下には山手線、京浜東北線、新幹線、
常磐・成田線、京浜東北線他の電車が行き来し、舎人ライナー他の電車も目にすること
が出来ます。
 江戸時代、雪の中で崖下や高台下から見上げた「浄光寺」の姿を想像し、しばし目を
閉じていました。ふりしきる雪の中、白く霞む寺の輪郭が見え隠れしています。

 一つの疑問が多くの情報を与えてくれます。寺社巡りはたくさんの「?」を与えてく
れて、新知識を授けてくれます。


「Bye,Bye,Bye」

 今夜からディナーショーで唄う『帰らざる日々(アリス)』のコーラス練習が始まり
ます。ショーではステージ1部のラストに歌唱する曲なので、「終わりよければすべて
良し」にするため綿密にミーティングして練習を重ねます。

 ♪最後の電話 握りしめて 何も話せず ただじっと あなたの声を聞けば
  何もいらない いのちをのみほして 目をとじる
  Bye,Bye,Bye 私のあなた Bye,Bye,Bye 私の心 Bye,Bye,Bye 私のいのち

 歌の中では「Bye,Bye,Bye」が繰り返されます。そのためなのか滝さんは「今度のシ
ョーがBye,Byeになる可能性が高い」とつぶやくことしきりです。
 滝さんは片目の視力が落ち、パソコンに向かうときは左目だけで作業します。それを
毎日10時間以上、同じ姿勢で続けます。一昨日食事を一緒にしたときは「肩が殴られ
たように痛い」と顔をしかめていました。
 プロの歌い手としても喉のポリープの影響で、イメージした歌を唄えないジレンマに
陥っているとのことです。血糖値や血圧、胃の違和感、手足の冷えと感覚の低下、不眠
症。滝さんの病を知っていると「Bye,Byeになる可能性が高い」がジョークには聞こえ
ません。

 もっとも私にしても滝さんより年上のわけですから、体の変調を数え上げたら滝さん
に負けないくらい指を折れます。老いるとはそう言うことでしょうし、老いは平等に襲
いかかってきます。『広辞苑』の「老化」を調べると、一例として「時間の経過ととも
に変化し、ゴムが硬化、ひび割れ、軟化する」こととありました。伸ばそうとしたら切
れてしまう輪ゴムがそれです。まるでこの歌のラストに綴られた歌詞のようにです。

        ♪夕暮が近づいてくる 私の人生の

 ただし悲観ばかりしているわけにはいきません。仲間がいることは救いです。それも
音楽嗜好が共通している仲間がいることはとてもラッキーなことです。
 そんな仲間と飲食をともにしているときの滝さんの笑顔は天真爛漫で少年のようです。
「滝さんはみんなといると、心の底から楽しそうだね」
 私が言うと、滝さんはさらに笑顔を輝かせます。きっと私もこの仲間に救われ、天真
爛漫な少年になっているのです。

 ディナーショーでの『帰らざる日々』。ご期待ください。


「私事ですが」

◆28日の土曜日から5月6日の日曜日まで、9連休となる人もいることでしょう。
 もし私がそれだけの休みをとれるとしても、鉢植えの薔薇やその他の花木の水が必要
な気温となっていますので、一泊二日の旅を数回計画するということになりそうです。
実際には無理なことですけども。
 未定分も含めた連休中の予定として次のようなものがあります。

・5月1日~4日はレッスン日。
・ディナーショー幹事の洋子ちゃんと打ち合わせ&飲み会。
・桐生での親睦会に参加する。
・長岡と近郊の蔵元を訪ねる。ただし試飲会が無い場合は延期。
・高崎にオープンしている梅沢氏(ドラマー)のライブバーに行く。
・クラッシックを聴きに上野文化会館に行く。
・千葉市美術館に『百花繚乱 江戸諸国絵師めぐり』を観に行く。
・友人画家の父親の法事で軽井沢に行く。

 連休が明けてからの楽しみは、19日に封切られる『モリのいる場所』を観ることで
す。
 30年間も家と庭から出ることなく、97歳まで庭の草木や小さな生きものを描き続
けた伝説の画家・熊谷守一(くまがいもりかず)さん。その「仙人」の一日や回想シー
ンを描いた映画です。

◆メガネを替えました。視力が落ちたため、メールを書いていたり、文庫本を読んでい
ると頭が痛くなっていました。
 メガネ店では担当者が私の顔色に馴染む色のフレームを探してくれたので、形は私が
選び、ややクラシカルな丸みのあるものに決めました。
 メガネを買い換える予定は無かったのですが、たまたま15日のクラッシックレース
の「皐月賞」馬券を買ったところ的中したので、中央競馬会から思わぬプレゼントをい
だだくこととなりました。
 ちなみに的中馬券は100円につき12,880円が払い戻しされる穴馬券でした。

◆頻繁に東京や大宮に出かけているためか、メールや電話で「すごい行動力ですね」と
書かれたり、言われたりします。私はスーパーへ買い物へ行くような感じで家を出てい
るのですけど。。。
 確かに移動距離がありますから、そう思われても不思議はありません。でも私にとっ
て前橋にある「ヤマダグリーンドーム前橋」や、県立敷島公園にある「上毛新聞敷島球
場」は、我が家から反対位置にあったり、出かけていくこともないのでとても遠いとこ
ろにある気がします。生活圏でないところとはそういうものなのでしょう。
 それに比べて高崎線沿線の本庄、岡部、熊谷、鴻巣、上尾。それに軽井沢や湘南の材
木座海岸と由比ヶ浜周辺。逗子や葉山も学生時代から友だちがいたので自転車で走り回
った土地でもあり、大宮と都内は生活をしていた街でもあるため、「ヤマダグリーンド
ーム前橋」や「上毛新聞敷島球場」よりも距離が近く感じるのてす。
 そのためそれらの土地には「出かけていく」というより「過ごしに行く」という感覚
で電車に乗ります。今も気心の知れた友だちがいてくれるのも、「過ごしに行く」こと
を可能にしていてくれます。
 そんなわけで、上に書きだした土地にワープするときは、特別な行動力を必要としな
いこと、わかっていただけけたと思います。


「贅沢なこと」

 今日は御朱印の話で「日暮里」を書きました。御朱印の「本行寺」は、ウィークデー
でも賑わう谷中銀座の「夕やけだんだん」近くにあります。
 かつての私はそんな繁華街には関心が薄くて、日暮里駅ては反対側の出口を利用して
いました。
 というのも私にとって日暮里といえば、正岡子規の旧居「子規庵」に向かう途中か帰
路に、「羽二重団子」の店に寄るため降り立った駅だったからです。
 先日、駅の構内で売られていた羽二重団子を食べる機会がありました。普通の団子の
ように丸いものでなく、羽二重団子は平たい団子で、こしあんと生醤油の二種類が売ら
れています。

 「地酒はその土地で飲め」といわれます。持ち帰って飲むと味が変わったように美味
しく感じないのです。構内で食べた羽二重団子もそうでした。「旨いよ」と私から勧め
たので、買ってきてくれた友だちに悪いことをしたと思ったくらいです。
 やはり羽二重団子の店に行き、抹茶セットのこしあん、生醤油の団子を頬張ったほう
が旨いに決まっています。
 店には幕末から明治にかけ、西郷隆盛率いる官軍と「上野戦争」で闘った幕府の残党
が、羽二重団子店に押し入ったときの歴史的証拠品が展示されています。幕府の残党が
残していった刀、槍が官軍の大砲玉と一緒に飾られているので、過ぎ去った時代の重さ
に包まれながら、江戸時代から続いている老舗の味を楽しむことが出来るのです(今は
写真展示だけみたいです)。
 またこのあたりの道は、石神井川支流の音無川が流れていました。音無川は王子稲荷
近くが源流で、日暮里から浅草へと流れていました。明治の鉄道工事にともなって埋め
たてられたものの、川が無くなっても歴史の流れを靴底に感じて歩ける好きな道でもあ
りました。

 どんな食べ物であっても、職人の作る食べ物には物語や秘話が潜んでいます。そんな
食べ物にたくさん出会える暮らしが出来たら、なんて贅沢なことでしょう。
  またどんな道も、かつて時代と歴史が通り抜けていった道です。知らない道を歩く。
それはタイムマシンで過去を歩くような、贅沢なわくわくをプレゼントしてくれます。
 「食べる、歩く」。そのためにも心が元気でなければいけません。くよくよ考えたっ
て何も生まれません。人生は攻めてこそ喜びが与えられます。そうですよ、ネ。


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・先ほど届いたメールは「最近変わったことはありますか。」という書き出しでした。
 ウィークデーの生活ペースは変わりばえしていません。午前中は家事を中心。人と会
ったりランチを食べるのは正午から午後2時前後。午後3時までには教室に入り、午後
10時過ぎに帰宅。風呂か晩酌のどちらをかを先に済ませ、両方を終えてから楽器の練
習と譜面の暗記。眠くなったら二階に上がる、という繰り返しの毎日です。
 変わったことといえば、毎日のように飲んでいた栄養ドリンクを2月頃からほとんど
飲まなくなりました。「疲れた」と感じる日が無いからです。
 反対に日本茶を頻繁に飲むようになりました。ティーバッグを利用したり、「濃い茶
(伊藤園)」を飲んでいます。肉も一週間に3~4回は鶏肉、豚肉を食べるようになっ
ています。
 変わったことで思いついたのは以上のようなことでした。

・明日は高崎に出かけます。
 高崎の「高崎市美術館」と「高崎タワー美術館」が3月からの休館を解き、久しぶり
の企画展を催しています。65歳から無料なのはうれしいことです。
 「高崎市美術館」では郷土の画家『水野 暁-リアリティの在りか』、「高崎タワー美
術館」のテーマは『空もよう』です。
 感激が多そうなのは『空もよう』になりそうです。空で繰り広げられる現象に、感動
することはたくさんあります。もちろん星空や月夜も含めてです。
 高崎タワー美術館のサイトでイベント紹介を読んでからというもの、ワクワク感がお
さまりません。

   季節や気候のありようを端的に表現する空の描写は、日本画の見どころ
   のひとつです。
   空は日々、刻一刻と移り変わり、朝焼け・青空・夕焼け・雲・雨・虹・
   月夜など、時間や季節によって空の色はさまざまに変化しますが、そう
   した表情をとらえることで、季節の移ろいや四季の情緒を描写します。
   本展覧会では、当館の収蔵作品の中から、美しい朝陽や夕暮れ、情緒溢
   れる月明かり、人や動物を翻弄する雨や風など多彩な表情を見せる空を
   描いた日本画をご紹介します。

 行きたくなりませんか、高崎タワー美術館に。
 

G・Wの案内を送りました。

 投稿者:桐生・めしづか  投稿日:2018年 4月19日(木)21時38分42秒
  枝伸さんと違って外出が好きでないため、
引きこもり老人と言われるようになりました。

今日は二階から中学の校庭で生徒が運動をしるところが見えました。
真っ白い運動着は一年生と思います。
この子たちは春休みが終わったばかりなのに、
また大型連休で、勉強している時間がないので、
勉強がだいじょうぶかと孫のこともあり思います。


枝伸さんに御朱印集めの趣味もあるとは知りませんでした。
御朱印帳は何冊ぐらい集まりましたか。
エピソードとか珍しい体験があったら読ませてください。

G・Wにみなさんや、帰省してくる人たちが集まるので楽しみにしてます。

 

しのぶ日記

 投稿者:大塚 枝伸  投稿日:2018年 4月14日(土)17時47分3秒
   ハナミズキ。紅、ピンク、グリーンホワイトの競演がたまりません。
 ハナミズキが見上げるほどの巨木にならないのは、キリストの磔(はりつけ)に使わ
れた木だったからだそうです。ハナミズキが二度と磔に使われないよう、キリストがハ
ナミズキを大きく成長しないようにしたのだそうです。ハナミズキの紅色はキリストの
血でもあるとか。
 そういえば昨日はキリストが磔になったといわれている13日の金曜日でした。


  期せずして「絵のどういうところが好きですか」と「歴史の面白さは」について二人
の方からメールで尋ねられました。それぞれについて書いてみます。

 「体調はその後どうですか」のメールもありがとうございます。麦の穂が伸びたため
なのか花粉症の飲み薬が効果薄くなってきました。クシャミを連発したり鼻をかむ回数
が増え、中耳と腹筋の痛みが強くなっています。その他にも花粉症とは関係のない気に
なる症状が出ています。
 しかし朝起きると食欲がありますし、美味しく朝ご飯を食べられていますから寝込む
ようなことは無いみたいです。「体調はその後どうですか」に続いたメールの言葉に励
まされています。感謝します。


「絵画の面白さ」

 画家を知れば絵の見方が多様になります。
 例えばゴーギャン。その人生を知るまではタヒチで優雅に絵を描いていた人ぐらいに
しか思いませんでした。でも今はゴーギャンほど自ら悲惨な人生を選んだ画家はいない
のではと思っています。
 20代はパリの証券取引所で働き、国民平均年収の5倍の給料を得ていましたので、
妻子とパリの一等地に住んでいました。
 ところが25歳まで絵筆を持ったことのない男が、モネやセザンヌやルノアールなど
の印象派を気に入り、自らもピサロを師にして絵を習い出します。7年後には印象派の
仲間入りをします。そのことが一家離散の原因になりゴーギャンがパン一枚を確保する
のに苦労する生活のスタートとなるのでした。
 そんなある日、突然株が大暴落し大手銀行が次々と破綻していったのです。ゴーギャ
ンも突然職を失いまいます。生活は一転し、一等地から出ていくことになります。
 新しい勤め先を探すよう懇願する妻に対して、ゴーギャンは絵で生計を立てることを
宣言します。しかし絵は一枚も売れません。妻は子供を連れて実家に帰ってしまいまし
た。
 それからもゴーギャンは評価されることなく、基礎を学んでいない負い目と、作品が
評価されない苛立ちや劣等感にさいなまれながらも、自信過剰とも思える自負で安宿を
点々としながら絵を描き続けます。
 やがて他の画家たちの描いた色彩豊かな異国の絵が売れていることに目を付けたゴー
ギャンは、フランスの植民地タヒチに渡り、先住民の村にアトリエを構えます。
 それからの話は有名ですので書くまでもありませんが、相変わらず一枚も絵は売れず、
自殺未遂やら体調をくずして歩行困難になるやらと不運が重なります。妻からは娘の死
去も知らされました。
 ようやくフランスで評価が高まりつつあると友人からの知らせを聞きゴーギャンは病
をおしても帰国しようと友人に相談します。しかし友人からは、
「今帰国したらゴーギャンのイメージがくつがえされ、絵が売れなくなります。帰国し
ないで」
 という内容の返事が返ってきます。その数ヶ月後、ゴーギャンはこの世を去ります。
1903年のことでした。
 そして今から3年前、ゴーギャンがタヒチで描いた『ナフェア・ファ・イポイポ(い
つ結婚するの』が絵画取引最高額の3億ドル(推定355億円)で売買されました。

 ゴーギャンの描いたタヒチの絵を観るとき、南洋の明るさよりも、ゴーギャンの虚し
さ、いきどおりを感じています。
 西洋美術史家で専門書籍をたくさん出版されている木村泰司さんが、「美術とは見る
ものではなく読むもの」と書いています。たしかにゴーギャンの絵も、ゴーギャンの心
を読むための絵であります。画家の背景を知ると、絵と向かい合う楽しみが倍増されま
す。


「私事ですが」

◆男性専科のリクエストは、質問を添えてひと月に数度寄せられます。
 私よりもかなり若い男性からは、「セックスは女性次第で素晴らしくなると書いてま
すが、どのような女性が理想ですか。」とありました。私がそのようなことを書いたの
か、またそのときどんなことを書いたのかも忘れてしまいましたので、改めて答えてみ
ます。
 男性のセックス。身体機能としては精液が必要です。精液は3つの液体で作られます。
 精子が1割。前立腺液が3割。残りの6割は精のう液で占められています。「セック
スは女性次第」というのは、パートナーの女性がこの精のう液の分泌に大きな影響を及
ぼすからなのです。
 精子や前立腺液は体で自然に作られたり、食べ物によっても影響を受けます。精のう
液はといいますとそれだけでなく、脳からの指令で増えることになっているのです。
 パートナーの異性としての魅力に脳が興奮したとき、その指令は出されます。興奮時
間が長いほど精のう液が出されます。そうでないと男性は感度の鈍い時間を過ごすだけ
になってしまいます。反対ですと官能の時間が膨張するわけです。
 男性は40歳を過ぎると男性ホルモンの減少で興奮する時間が短くなってきます。し
かし「セックスは女性次第」ですから、パートナーに興奮できるかどうかで男性の行為
時間も感覚にも優劣がつくのです。
 「どのような女性が理想か」につきましては、抱きしめたくなるくらい性格の良い人
で、しかも異性としての魅力に富んでいる人と書いておきます。

◆明日は頼まれ事を大宮で済ませたら、恵比寿のアート展に出かける予定です。
 雨の予報です。東京の友だちと会う前から雨が降っていた記憶はありません。かなり
前に渋谷でにわか雨にあったことがありましたが、濡れるほどの雨ではありませんでし
たし、イベントを観てからのにわか雨でした。ずっと天気には恵まれてきました。
 そういえばディアフレンズのディナーショーやライブも天気に恵まれています。
 一度だけ伊勢崎でのディナーショーで大雪に見舞われたことがありました。あのとき
はショーが始まるまでは星月夜の好天だったのです。それなのにステージで私が「先ほ
どから雪が降り出しまして、外は銀世界になっています」とジョークを飛ばしたせいな
のでしょうか。その通りになってしまい、終演後の器材運びでは車体が滑りまくり怖い
思いをさせられました。
 あのときから私は、言葉には予言性と実現力がある、と思うようになっています。で
すから不運なというか、そうなってはいけないような言葉は口にしないことにしていま
す。

◆親にねだって初めて手にしたレコードがビリー・ヴォーン楽団の『峠の幌馬車』でし
た。
 当時はそれほど耳にできないエレキギターの響きにまず心をわしづかみされました。
それ以上に曲全体から醸し出されている楽器のハーモニーのやさしさや軽やかさが子供
なりに心地良く、何度も何度も聴き入っていました。今でも車のCDケースにはビリー
・ヴォーン楽団の一枚が入っています(現在はビリー・ヴォーンオーケストラ)。
 それほど聴き入っているビリー・ヴォーン楽団なのに、ライブで聴く機会は一度もあ
りませんでした。ビリー・ヴォーンはすでに亡くなっていますが、彼の音楽を引き継い
だ人たちにより何度も来日演奏をしているのにです。
 と、火曜の新聞を見て驚きました。ビリー・ヴォーン楽団の来日公演が今年あるので
す。
 群馬では公演しないものの、関東地区では8ヶ所公演し、7月8日の日曜日には「川
口リリア・メインホール」で公演するではないですか! 思わず「行きてぇ」と叫びま
した。もし川口で聴けたとしたら、その日の私は笑顔だらけのとってもいい男になって
いるみたい!

 美しいメロディとハーモニーがビリー・ヴォーン・サウンドです。思わず体が動いて
しまう曲や、心の芯を癒してくれる曲ばかりです。『浪路はるかに』『真珠貝の歌』『
愛のメロディ』。。。
 日記の最後にyoutubeの『峠の幌馬車』を紹介します。関心がありましたら聴いてみて
ください。『浪路はるかに』『真珠貝の歌』も聴くことができます。


「歴史の楽しさ」

 歴史の面白さは、好きなだけ疑問を持てることであり、自分なりの答えを見つける面
白さでもあります。
 ここでも例に挙げてみます。ピラミッドにします。疑問として、

 ・ピラミッドを造るため2トンの石を300万個も運ぶ方法とはどんなものだったの
か。
 ・その石を切り出す金属は遙か300キロも離れた所から採取していたというがどこ
の地域と国なのか。
 ・その石を運ぶため、それまでになかった舟の建造をどうしたのか。
 ・その舟をたくさん建造するため、船大工の育成はどのようにしたのか。
 ・その舟が入港する港を作り整備するため、どのようなことをしたのか。
 ・舟を操る人や、港から石を運ぶ何千人という人たちの宿泊施設や食事のパンをどの
ように賄ったのか。

 それが自分なりにわかると、古代エジプトがピラミッド建設をきっかけしてより強大
な国となり、世界中に影響を与えた国になっていったことが理解できます。
 というのも石を運ぶ人を全国から集めたので、今までなかった人々の交流が生まれて
国王の力が国全体に認知されていきました。
 石や金属を運びだした地域や国との交易が盛んになったり、新しく開かれた港が栄え
て国際交流の場となっていきます。
 たくさんのパンを作ることで大量生産の技術が生まれ、それがヨーロッパの国々にも
伝えられていきました。
 石を運んだ人たちは普段はあまり口に出来なかったビールを毎日飲める特権を与えら
れ、仕事の後にビールを飲む文化が始まりました。

 自分で探した答えはすべてを納得させるものではありませんが、それを調べることで
ピラミッドがとても身近な存在として感じられるようになります。快感なのです。

 日本の歴史にしても同じです。
 奈良への演奏旅行に行った際、私は明日香村にある石舞台古墳に行かないかとメンバ
ーを誘ってみました。
 石舞台古墳は蘇我馬子の墓と言われています。でもメンバーは「大きな石を見ても面
白いとも思わないから」とのこと。それはそうだろうなと思います。ですからわざわざ
車で寄り道してもらうわけにはいきませんでした。
 私にしてみると蘇我馬子の墓の前に立つと、仏教保護、物部氏との確執、聖徳太子と
推古天皇、その後に起こる大化の改新などが頭に浮かんできます。ついでに聖徳太子が
実在人物でなかったという歴史論争をこの地で確認してみたいと思うでしょう。今の若
者たちが使った教科書には、聖徳太子の名前が載っていないことからして、聖徳太子は
実在しなかったこともあり得ます。そんなふうに一つの史跡だけでも想像力の翼を広げ
ることが出来ます。
 更に歴史は勝者が作ったものですから私たちのまなんだ歴史には嘘がたくさんありま
す。織田信長を殺した明智光秀にしても、関ヶ原の戦いで敗戦の将となった石田三成に
しても、そのときの勝者が、勝者に都合良い人物にして伝承させているのです。

 私のように歴史が好きなだけの者であっても、歴史上のある事実を疑ってかかると、
自分の都合の良い資料がいくつか見つかります。それは特別な快感です。でもほとんど
の人は理解できない趣味なのでしょうね。古いお笑いネタですが、「俺の趣味、わかる
かなぁ、わかんねぇだろうなぁ」。


「詩」

 今日のラストは、まだ未読の人のため、詩『七日間』を載せます。
 今年1月に71歳の夫を残して帰らぬ人となった妻が、枕元のノートに書き綴った詩
です。夫が朝日新聞「声」欄に投稿して大きな話題となり、今も感動の波が広がってい
ます。

              「七日間」

     神様お願い この病室から抜け出して
     七日間の元気な時間をください

     一日目には台所に立って 料理をいっぱい作りたい
     あなたが好きな餃子や肉味噌 カレーもシチューも冷凍しておくわ

     二日目には趣味の手作り 作りかけの手織りのマフラー
     ミシンも踏んでバッグやポーチ 心残りがないほどいっぱい作る

     三日目にはお片付け 私の好きな古布や紅絹
     どれも思いが詰まったものだけど どなたか貰ってくださいね

     四日目には愛犬連れて あなたとドライブに行こう
     少し寒いけど箱根がいいかな 思い出の公園手つなぎ歩く

     五日目には子供や孫の 一年分の誕生会
     ケーキもちゃんと11個買って プレゼントも用意しておくわ

     六日目には友達集まって 憧れの女子会しましょ
     お酒も少し飲みましょか そしてカラオケで十八番を歌うの

     七日目にはあなたと二人きり 静かに部屋で過ごしましょ
     大塚博堂のCDかけて ふたりの長いお話しましょう

     神様お願い七日間が終わったら
     私はあなたに手を執られながら
     静かに静かに時の来るのを待つわ
     静かに静かに時の来るのを待つわ



 :.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*


・いつもなら雨が降っていても傘を持たないで外出しています。しかし明朝の天気予報
を確かめてみて、東京が雨のようでしたら折りたたみ傘をバッグに詰めて出かけるつも
りです。
 というのは父が使っていた年季ものの折りたたみ傘を、たまには広げないとそのまま
生地がはりついて使えなくなってしまいそうだからです。折りたたみ傘は下駄箱にしま
われたままになっています。
 その折りたたみ傘は、ひと月に二度私の車に乗って父が通院していたため預かってい
たもので、父が亡くなってから17年、一度も広げていません。
 折りたたみ傘は、握るところの「手元」と先端の「石突」の木の部分がすり減り、父
が永いことこの傘に愛着を持っていたことがわかります。
 もし明日私が父の傘を差すことになったら、どこかに忘れてこないようにしなくては。
私が雨の日にも傘を持たないのは、必ずといっていいほど傘をどこかに置き忘れてくる
からなのです。

・今日は「絵画の面白さ」を書きました。
 名画の美術展はそれなりに楽しめます。でももっと楽しいのは、知らない画家の美術
展に出かけていくという攻めの行動をとったときです。
 かつて私は伊藤若沖という画家を知りませんでした。京都では名の知れた地方画家程
度だと思っいました。京都に行っていたとき、たまたま公立美術館で若沖の絵画展が開
かれていたので、京都土産と思い立ち寄りました。その素晴らしい作品群に度肝を抜か
れました。まだパソコンで「じゃくちゅう」と打っても「邪駆虫」と漢字変換される2
0数年前のことです。
 同じように江戸時代の優れた地方画家たちの作品を一堂に集めた美術展『百花繚乱-
江戸諸国絵師めぐり-』が千葉市美術館で始まりました(~5月20日まで)。
 ここに新たな感激をくれる画家との出会いがきっと待っている。そんな予感がします。
美術展のポスターにもオフィシャルサイトにも紹介されていないのですが、新聞で観た
黒田稲皐(くろだとうこう)の実物作品にまず心奪われそうです。

      『百花繚乱-江戸諸国絵師めぐり』(千葉市美術館)
       http://www.ccma-net.jp/exhibition_01.html


        峠の幌馬車(ビリー・ヴォーン楽団)
         https://www.youtube.com/watch?v=4w_XNRN9B8U

 今夜7時から我が家でバンドメンバーと個人練習の内容を話し合います。いつものよ
うに今年のディナーショーも合同練習無しに本番を迎えることになりそうです。
 

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